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9)可読性の要因(日本建築学会編:建築設計資料集成10集(1980),p.123,丸善)
○可読性の高いサインであるための条件は、サインを見る人間(視力、眼高、予備知識の有無、走行速度など)、サインの内容(文字・表示面割付方法、表示板の大きさ・形状・色、設置条件、照明など)、サインの置かれている環境(天候・時刻・地形・障害物・道路条件など)などの諸条件が相関している。そのうち文字については文字の大きさ、複雑さ、線の太さ、色彩などが主要因となる。

 

a.文字の大きさと可読性
○図17は文字の有効高と可読距離の相関を示したものであり、実際の文字の大きさ(文字高)と可読距離の相関については、有効高を文字の複雑さ・走行速度などの可読率により補正して用いる。図17は黒地白文字の場合で予備知識のない低視力者(視力0.7〜0.9)を主対象としたものである(図17-19は、日本道路協会編:道路標識設置基準・同解説、pp.43〜49(1979)、日本道路協会より作成)。

 

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